ニュースでも報じられているように、8月17日の現地時間19時頃にバンコク中心部のエラワン寺院付近にて爆弾が爆発し外国人を含めた多数の死傷者が出ています。
このあたりは本当に中心部中の中心部といえるような場所で、観光客でいつもにぎわっているエラワン寺院を含め、その周辺にはセントラルワールドやISETANなどのショッピングモール、高級ホテルなどが密集しています。
ですので、バンコクを訪れたことがある方ならば誰もが来たことがあるような場所で自分を含めて他人事ではないと感じている方が多いのではないでしょうか。
タイ・バンコクの治安について
今回は非常に規模の大きな事件となってしまいましたが、これまでにも同様の爆弾事件は起きていました。
今年の2月には今回事件が起こったBTSチットロム駅からひとつ先のサイアム駅で、時限爆弾が爆発するという事件が起きています。
また4月には人気観光地のサムイ島中心部にあるショッピングセンター地下駐車場にて爆発事件が起こっています。
タイ・バンコクは比較的治安がよいとされていますが、このような事件が定期的に起こっているということは頭に入れておかなければいけません。
エラワンの爆弾テロ翌日18日の現地時間13時30分頃には、サトーン船着場で、その上にかかっているタクシン橋からチャオプラヤ川に爆発物が投げ込まれたというニュースも入ってきています。
今回の事件を受けて、陸軍により下記エリアが危険地域として指定されているようです。
【危険地域10】
1. ラーチャプラソン交差点
2. パトゥムワン交差点
3. シーロム通り
4. カオサン通り
5. ナラティワート交差点
6. 戦勝記念塔
7. トゥックチャイ交差点
8. ベンチャシリ公園
9. トンロー通り
10. スクンビット通り
これらの地域へはなるべく近寄らないようにした方がよさそうです。
今回の影響について
今回の事件の影響についてです。
地下鉄MRTやBTSについては、通常通り運行されています。事件の起きたBTSチットロム駅は閉鎖中。
事件現場周辺のショッピングモールについては、事件後も通常営業をされているようです。営業時間が短縮されるなどの対応は予想されます。
空港や一般道路でのセキュリティチェックが強化されているようですので多少の混雑や混乱はあるかもしれません。
事件翌日のバンコク都立学校はすべて臨時休校されています。
このように見ると、今のところ影響は限定的で特別大きな混乱は起こっていないように見えます。
日本は今まさに夏休みシーズンで、この時期タイを訪れる方も多いと思いますが、混乱が収まらないようであればツアーの見合わせ等も出てきそうです。
また仕事でタイへの出張を予定されている方たちにも影響が出てきそうな気がします。
このような事件については、注意していれば防げるというものでもないですが、人通りの多い場所には行かない、不要な外出は控えるなど最低限の注意は払ったほうがよさそうですね。