今回は、タイ・ナコンパノムを旅行したときの経験を中心に、観光の見所やホテル情報、移動情報などについてまとめて紹介します。
この記事の概要
ナコンパノムの街並みや印象
ナコンパノムはバンコクから約800㎞のイサーン北部にある街でメコン川を隔ててラオスと国境を接しています。
人口は約70万人です。
ナコンパノムとは「丘の国」という意味です。その名の通りメコン川を挟んだ対岸のラオスには小高い山が見渡せます。
ナコンパノムはイサーンの田舎町ですが道路等はきれいに整備されていたため田舎感はあまり感じませんでした。
車の交通量や人通りは少なく静かな街でした。
ラオスとの国境の街ということもあり国境越えする外国人バックパッカーで少しは賑わっているのかなと思っていましたがほとんどその姿は見かけませんでしたね。行く前から何もなくてのんびりしている場所だろうとは思っていましたが想像以上でした。
ただ、だからと言ってつまらなかったということはなくメコン川を望むホテルに滞在し部屋から川を眺めたり散歩したりとゆっくりとした時間を楽しめました。
ナコンパノムの見どころ
ナコンパノムの見どころについて紹介します。
メコン川沿いは絶好の散歩エリア
メコン川沿いの遊歩道・メコンウォーキングストリート(Mekong Walking Street)は驚くほどきれいに整備されています。
日中歩き回るには少し暑すぎるかもしれませんが夕暮れ時ともなると地元の人たちでにぎわいを見せます。
このあたり一帯は絶好の散歩エリアです。
メコン沿いにあるベトナム時計塔は街のランドマーク的な存在です。
この時計塔はインドシナ戦争時、戦火を逃れてナコンパノムにやって来たベトナム人たちが、帰国する際にタイとベトナムの友好の記念として建てられたものです。
ベトナム時計塔周辺には古い町並みが残り雰囲気のよいレストランも多いです。
この時計塔からスントーン・ウィチット通り(Sunthorn Wichit Rd.)沿いを南の方に歩いて行くと、途中、イミグレーションオフィス、インドシナマーケット、ナーガ像、ワット・マハタートなどがあります。
メコン沿いをのんびりと散歩するのがナコンパノムの楽しみ方であり醍醐味だと思います。
郊外エリアの観光スポット
中心部から少し離れたところには以下のような見どころもあります
ホーチミンの家(Ho Chi Minh House)
ナジョック村にある故ホーチミン元首相が暮らしていた頃の家を再現した館。資料などの展示もあります。
場所 https://goo.gl/maps/5gdoMhHjRq794Bks5
メコンアンダー ウォーターワールド(Maekong Underwater World)
メコン川流域に生息する淡水魚を集めた小さな水族館です。プラーブク(メコンオオナマズ)も見られます。
場所 https://goo.gl/maps/yyozW74fLF4kVWcd9
プラーブクを食べよう
ナコンパノムは、プラーブク(Pla bueg)というメコンオオナマズでも有名です。
プラーブクはその名前の通りメコン川に生息する巨大ナマズです。絶滅の危機にある品種のためあまり自由に捕らせてもらえないようです。なのでプラーブクの料理はいつでも食べられるとは限りません(旬は5月~10月頃の雨季)。
以下の写真はプラーブクが食べられることで有名なビューコンレストランです。
実際に自分がお店に行ったときはプラーブクはないとのことで注文することはできませんでした。もし食べることができたらラッキーかもしれません。
ナコンパノムの日本食レストラン
ナコンパノムの日本食レストラン情報についても分かる範囲で紹介します。
まず、フアン・ナコーン通り(Fuang Nakhon Rd.)にあったリトル東京(LITTLE TOKYO)というお店(上の写真)は閉店したっぽいです(たぶん)。
バムルンムアン通り(Bamrung Muang Rd.)に、ナオキ(NAOKI)という日本食レストランがありました。寿司・刺身がメイン?
ぶらぶら街歩きをするなかで見つけられたのはこれだけですが街の雰囲気からして何となくタイ人経営のローカルなお店とかは他にもありそうな感じでした。
祭り情報
ナコンパノムには、光のボートパレードフェスティバルという有名なお祭りがあります。
毎年10月のオークパンサー(安居)の時期に開催されるお祭りで、メコン川に並ぶ光で飾られた竹製のボートパレードを鑑賞できます。
光のボートパレードフェスティバルという祭り名はタイ語ではライルアファイ(Lai Ruea Fai)、英語では"Illuminated Boat Procession"になります。
ナコンパノムのホテル情報
ナコンパノムのホテル選びでは、大きく分けて、市街の格安ホテルに泊まるかメコン川沿いの高級ホテルに泊まるかという選択肢になってくるかと思います。
高級ホテルといっても地方都市なので安く泊まれます。料金は1泊3,500円程度~です。
市街の格安ホテル
市街の格安ホテルには次のようなホテルがあります。
- ファーストホテル(First Hotel)
- グランドホテル(Grand Hotel)
- ウインザーホテル(Windsor Hotel)
- 777ホームテル(777 Hometel)
これらすべてに泊まったわけではありませんが一通り調べてみた感じでは、①~③のホテルは料金は格安ですがザ・安宿といった雰囲気で旅慣れた人でないと少し厳しそう。④の777ホームテルは実際に宿泊しましたが値段のわりに綺麗でかなりおすすめです。
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メコン川沿いの高級ホテル
メコン川沿いの高級ホテルには次のようなホテルがあります。
③のフォーチュンビューコンホテルに宿泊しましたが最近改装されたばかりで館内や部屋は真新しくて綺麗です。泊まるならリバービューがおすすめです。
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ナコンパノムの移動情報
最後にナコンパノムの移動情報について紹介します。
ナコンパノム市内での主な足はサムローになります。タクシーはほとんど走っていません。メコン川沿いのイミグレーション前などに多く待機しています。
空港について
ナコンパノム空港は以下の地図の通り市内中心部から車で約20分ほどの場所にあります。
空港・市内間の料金はタクシーで300B程度が目安となります。
ナコンパノム空港へはエアアジアがバンコクのドンムアン空港から1日3便往復しています。
より詳細な空港の情報については以下の記事で実際に利用したときの様子を交えて紹介しています。
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タイ・ナコンパノム空港の基本情報や空港・市内間の移動方法など
今回は、先日利用したタイ・ナコンパノム空港の基本的な情報について紹介したいと思います。
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バスターミナルについて
ナコンパノムのバスターミナルの場所は以下の地図の通り比較的市内中心部にほど近いです。
バスターミナルと市内の移動についてはよほど町外れのホテル等でない限りは100B以内で行けると思います。
ナコンパノムへはバンコクの北バスターミナルから約12~13時間、ウドンタニから約4~5時間、コンケンから約5時間、ムクダハーンから約2時間です。
バスターミナルの詳しい情報やムクダハーンへロットゥーで移動したときの様子は以下の記事で紹介しています。
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ナコンパノムのバスターミナル情報とムクダハーンへロットゥーで移動したときの様子
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おわりに
以上、ナコンパノムの観光の見所やホテル情報、移動情報などについての紹介でした。
見所は少ない街ですが、メコン川沿いでのんびりと過ごす時間は最高の贅沢です。