今回は、『THE CAVE ザ・ケイブ サッカー少年救出までの18日間』（2019年）という映画について紹介します。
2018年にタイ・チェンライで起きたタムルアン洞窟事故を描いた作品です。
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この記事の概要
THE CAVEの作品情報
| タイトル | THE CAVE ザ・ケイブ サッカー少年救出までの18日間 |
| 公開 | 2019年 |
| 監督 | トム・ウォーラー |
| 作品紹介 | 2018年にタイ・チェンライで起きたタムルアン洞窟事故を描いた作品。 |
THE CAVEの動画配信情報
| Amazon Prime Video |
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| Hulu |
×
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| Netflix |
×
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| TSUTAYA TV |
×
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| U-NEXT おすすめ |
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（※配信情報は2022年5月時点のものです。）
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THE CAVEの登場人物（キャスト）
| ジム・ウォーニー（本人） | アイルランド在住ののケイブダイブ（洞窟潜水）の専門家。 |
| タン・シャオロン（本人） | 中国出身のダイビングのインストラクター。 |
| エリック・ブラウン（本人） | カナダ出身のダイビングのインストラクター。 |
| プーヤイ・タン（ノパドン・ニヨムカ） | タイ人のポンプ業者。洞窟内にジェットポンプの搬入を試みる。 |
THE CAVEのストーリー（あらすじ）
2018年、タイ・チェンライの地元サッカーチームの少年とコーチが、練習後、洞窟に立ち寄った。
急な豪雨によって洞窟内は増水し、彼らは奥深くに閉じ込められてしまう。
世界各国から専門家が集まり救出活動が始まるが…。
THE CAVEの見どころ・感想
ここからは少しネタバレになります。
タムルアン洞窟事故とは？
この映画はタムルアン洞窟の遭難事故を描いた作品です。
2018年6月23日に、タイ・チェンライのタムルアン洞窟において、地元のサッカーチームの少年12人とコーチ1人が閉じ込められました。当時は雨季で、洞窟内に大雨による大量の水が入り込んだ結果、水位が上昇し脱出できない状況に陥ってしまったのです。
地元の警察やタイの軍隊のほか、世界各国の軍隊やダイバーたちの支援・協力を受けて救助活動が組織されました。救助に当たっては、洞窟を掘削する方法やポンプによる排水で洞窟内の水位を下げる方法などが模索されましたが、いずれも実施するのは困難で、最終的には潜水ダイバーが少年らを1人ずつ運び出す方法が採用され遭難した13人全員が救出されました。
この救助活動において、元タイ海軍特殊部隊のダイバー、サマン・グナン氏が亡くなりました。また、事件の翌年には、別のダイバーが洞窟の救出活動で細菌に感染したことにより亡くなっています。
敬意と感謝を込めて
物語はドキュメンタリータッチである意味淡々と進んで行きます。派手な演出はありませんがリアルさと緊迫感があります。実際に救助活動に携わったダイバーたちが本人役で出演していることもリアルさに拍車をかけています。
また、ダイバーたちだけでなく、ポンプ業者の人や地元の農家の人など救助活動を裏で支え犠牲をいとわなかった人たちについてもしっかりと描かれていたのもよかったです。
このように、この映画は救助活動に携わった人たちへの敬意と感謝を込めて作られた記録映画的な側面が強い作品だと感じました。こうした背景には監督のトム・ウォーラー氏がアイルランドとタイのハーフであることとも関係していそうです。
おわりに
以上、今回は、『THE CAVE ザ・ケイブ サッカー少年救出までの18日間』という映画についての紹介でした。
あらためてこうして映画というかたちで事故を振り返ってみると、救助活動がいかに大変だったのかがよくわかります。ダイバーの方が亡くなられたのは悔やまれますが、本当によく全員無事に助かったなと思います。
この映画で、事故発生当時ニュースを見ていただけでは知りえなかったことがいろいろわかったのもよかったです。
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