今回は、タイ・ウボンラチャタニを旅行したときの情報を中心に、街の印象や観光の見所、ホテル、移動情報などまとめて紹介したいと思います。
この記事の概要
ウボンラチャタニの街並みや印象について
ウボンラチャタニは、ラオス、カンボジアと国境を接するタイ最東部の都市です。
人口は、約180万人で、コラート(ナコーンラーチャシーマー)に次ぐイサーンを代表する大きな街です。
ウボンラチャタニは、他のイサーンの街に比べて車の往来も多く意外に規模が大きくて活気のある街だなという印象を持ちました。国境の街ということもやはり関係しているのでしょうか。
中心部にある公園の一角は夜になると屋台が出て多くの人が集まってきます。
毎年、キャンドルフェスティバル(ロウソク祭り)の際は、外国人・タイ人問わず多くの観光客がやって来て賑わいを見せます。
とはいえ、観光地というわけでもないので、普段は静かなイサーンの田舎町という側面もあります。
ムーン川の近くはのんびりとした雰囲気でぶらぶらと散歩するにはちょうどいいです。
ムーン川のすぐ迎いにあるワットルアン(Wat Luang)。
ウボンには、市内中心部にあるお寺や、郊外の自然環境など、観光スポットとしての見どころもそれなりにあります。
また、空港、バスターミナル、鉄道と交通網も整っているためラオスへの国境越えやイサーン各地へ旅行する際の旅の基点とすることができます。
ウボンラチャタニの観光スポットや見所
ウボンラチャタニの観光スポットや見所を紹介します。
市内中心部
取り立てて有名ということもないですがそれでも見応えのある寺院などが市内中心部に多く集まっています。
トゥン・シー・ムアン(Thung Sri Muang)
市民の憩いの場になっている大きな公園でろうそく祭り大きなモニュメントもあります。
場所 https://goo.gl/maps/XgYPUfE7R2yD867r7
ワット・トゥン・シー・ムアン(Wat Thung Sri Muang)
人工の池の中に建てられた木造の経蔵・ホートライは見応えがあります。
場所 https://goo.gl/maps/tFoN81jFHttj733n7
ワット・シーウボンラット(Wat Sriubonrat)
バンコクにある西洋風のワット・ベーンチャマボピットを模して建てられたという寺院です。本堂にはラオスから持ち込まれたというエメラルド仏が納められています。
場所 https://goo.gl/maps/xu8N87iSmWN3mrbZ8
ワット・スッパタナーラーム(Wat Supattanaram)
イサーンで最初に建立されたタユマット派の寺院です。
場所 https://goo.gl/maps/4Xc1itDinwU4QM3A9
ワット・プラ・タート・ノーンブア(Wat Phra That Nong Bua)
インド・ブッダガヤにあるマハボディ寺院の仏塔を模して建てられたという一辺17mの基部に高さ56mからなる大仏塔がある寺院です。
場所 https://goo.gl/maps/FZBSXYvhCdzXUJB98
ワット・サー・プラ・サンスッ(Wat Sa Pra Sansuk)
ウボンラチャタニ空港の裏(北側)にある建物のほとんどが陶磁器で建てられている寺院です。
場所 https://goo.gl/maps/tEeR3bYvUBr6HqCa8
ウボンラチャタニ国立博物館(Ubon Ratchathani National Museum)
ウボン周辺の遺跡から発掘された土器やクメール寺院の彫刻などが展示されています。
場所 https://goo.gl/maps/cC8NCMXQE6h7pd29A
コ・ハート・ワット・ターイ(Ko Haat Wat Tai)
ムーン川にある中洲です。ビーチリゾートやピクニックの場として地元の人に人気です。
場所 https://goo.gl/maps/4t2DnvyV5HzWmy468
郊外エリア
インスタ映えする寺院から自然豊かな国立公園など、ラオス国境近くにまで及ぶ見どころは郊外エリアにも点在しています。
ワット・シリントーンワララーム・プープラオ(Wat Sirindhorn Wararam Phu Prao )
夕闇の中に幻想的に浮かび上がる寺院のフォトジェニックな姿がタイ人の間でSNS等を通して話題となっています。ウボンラチャタニから東に約90㎞の場所にあります。
場所 https://goo.gl/maps/bbe4uPYoLFs
サム・パン・ボーク(Sam Phan Bok)
サム・パン・ボークは3,000個の穴を意味しタイのグランドキャニオンとも呼ばれている場所です。
場所 https://goo.gl/maps/87Wku9EqsT86JyRg6
ケーン・タナ国立公園(Kaeng Tana National Park)
ムーン川とメコン川に囲まれた国立公園です。「Tana Rapids」(死の岩棚)と呼ばれる河原にはゴツゴツとした無数の奇岩が広がっています。
場所 https://goo.gl/maps/BjhZa3EnBkcxe2Du6
ワット・プー・カオ・ケーオ(Wat Phu Kao Kaew)
ピブーン・マンサーハーン(Phibun Mangsaharn)の丘の上にある瞑想寺院です。
場所 https://goo.gl/maps/ZzFT4xU5aXGuE6i77
チョーン・メック(Chong Mek)
ラオスとの国境でタイ側とラオス側の両方に市場があります。
場所 https://goo.gl/maps/yDgzevEm74mEfaRx5
キャンドルフェスティバル(ろうそく祭り)
キャンドルフェスティバル(ろうそく祭り)は、毎年カオパンサーの時期(7月頃)に、トゥン・シー・ムアンで行われるウボンラチャタニの名物ともいえるお祭りです。
カオパンサーとは、日本語で入安居(いりあんご)と呼ばれ僧侶が3ヵ月間寺院に籠って修行を始める日です。この日は禁酒日となります。
このお祭りのメインイベントはパレードです。地元の職人らによって製作された、繊細な彫刻が施された様々なかたち・大きさの蜜蝋キャンドルが山車に乗せられ街を練り歩きます。パレードの前日には前夜祭もあり屋台などがたくさん出て賑わいます。
祭り参加のポイント
パレードを見るには、無料の一般席のほか有料の特等席もあるので、席取りが面倒な人やよい席で落ち着いて見たいという人は購入するのもありだと思います。
また、お祭りに参加する際は、ホテルは早めに予約しておきましょう。1ヵ月前にはほとんど予約で埋まってしまうようです。
ショッピングセンター
続いて、ウボンラチャタニのショッピングセンター情報です。
セントラルプラザ
一番大きくておすすめなのはセントラルプラザです。中のお店はバンコクと変わりません。
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シティモール(スニータワ―)
チャヤンクン通り(Chayangkun Rd.)沿いにはシティモール(スニータワー)があります。
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テスコロータスエクストラ
同じくチャヤンクン通り沿いのシティモールのすぐ近くにはテスコロータスエクストラもあります。
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このほかにも、ウボンスクウェア(Ubon Square)、ウボンプラザ(Ubon Plaza)、ビッグC(Big C)、ネバダコンプレックス(Nevada complex)などがあります。
ウボンラチャタニのホテル情報
ウボンラチャタニのホテル情報について紹介します。
おすすめエリア
ウボンラチャタニのホテル選びでは、トゥン・シー・ムアンまで徒歩圏内のホテルが街歩きには便利でおすすめです。この辺りに宿を取れば上で紹介した市内中心部の見どころの大部分は歩いて回れます。
代表的なホテルには以下があります。
ラーイトーンホテル(Laithong Hotel)とT3ハウス(T3 House)に実際に宿泊しましたが、どちらも料金は安いのにホテルの設備や部屋はきれいでコスパは高いと感じました。
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高級ホテル
高級ホテルをお探しの方は、スニ―グランドホテルがおすすめです。
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中心部からは少し離れますが、ショッピングセンターに直結しているため買い物や食事には不便を感じません。高級ホテルといっても、料金は4,000円ちょっとと決して高いわけではなくホテルのレベルを考えれば十分安い部類に入ります。
ゲストハウス
また、ゲストハウスをお探しの場合は、ムーン川近くに28ラーチャブット・ホステル(28 Ratchabutr Hostel)というのがありました。
ここは一軒家スタイルのようです。
ウボンラチャタニの移動に関する情報
最後に、ウボンラチャタニの移動に関する情報をまとめておきます。
空港、バスターミナル、鉄道駅の位置関係としては、街の中心部に空港があり、空港の北にバスターミナル、空港の南に鉄道駅があります。
空港
ウボンでは、街の中心部から最も近い位置にあるのがバスターミナルでも鉄道駅でもなく空港になります。
ウボンでは、空港・市内間の移動が楽なので飛行機での移動はけっこうおすすめです。
ウボンラチャタニ空港の情報については以下の記事で詳しく触れています。
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バスターミナル
ウボンラチャタニのバスターミナルの場所は以下の地図の通りです。
ローイエットからウボンラチャタニにバスで移動したときの様子を以下の記事で紹介しています。
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ローイエットからウボンラチャタニへバスで移動したときの様子
今回は、タイのローイエットからウボンラチャタニへバスで移動したときの様子を紹介します。
バンコクからウボンラチャタニまでは、北バスターミナル(モーチット)から所要10~11時間程度です。
ラオス・パクセー行きの国際バスもこのバスターミナルから出ています(所要3時間程度)。
鉄道駅
ウボンラチャタニ駅の場所は以下の地図の通りです。
ウボンラチャタニ駅はタイ最東端の始発・終着駅です。
バンコク・ウボンラチャタニ間は、特急で約9~10時間、各駅停車で約11~12時間です。
タクシー
ウボンラチャタニでは、何故かタクシーの運転手がみなけっこう礼儀正しい感じでした。何も言わなくてもちゃんとメーターを使ってくれます。
声を掛けてくる客引きは相手にせずメータータクシーを利用するのが安心です。
おわりに
以上、ウボンラチャタニの街の印象や観光の見所、旅行情報についての紹介でした。
ウボンは、郊外にかけて自然、遺跡などの見所も多いため、少し長めに滞在してゆっくりと観光するのもいいかもしれません。